中小企業におすすめの採用代行10選|費用相場と失敗しない選び方

中小企業におすすめの採用代行10選|費用相場と失敗しない選び方
中小企業の採用代行は、月額10万円台から始められます。選定の決め手は料金の安さではなく支援実績の豊富さで、342人調査で最多回答となりました。

採用担当者が他業務と兼任で、応募者対応まで手が回らない。求人を出しても応募が集まらない。中小企業の採用現場では、こうした状況が慢性化しています。帝国データバンクの調査によると、正社員の人手不足を感じている企業の割合は51.6%で、4年連続で半数を超えました。

採用代行を使えば、求人票の作成から応募者対応までを外部に任せられます。ただし提供会社は数多く、料金体系も対応範囲も会社ごとに違います。中小企業向けの10社を料金・対応範囲・実績で比較し、費用相場と選び方を整理しました。

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中小企業の採用が進まない理由

中小企業で応募が集まらない原因は、採用の努力不足ではありません。知名度で大手に劣るうえ、採用専任者がいないまま求人票の作成から応募者対応までを兼務でこなす体制に無理があります。まず、どこに手が回っていないのかを切り分けてください。

  • 応募が来ない:求人原稿と媒体選定が求職者に届いていない
  • 対応が遅れる:兼務のため連絡が滞り、応募者が他社へ流れる
  • 採用コストが高い:人材紹介に依存し、1名あたり100万円超の負担が続く

採用担当が兼務だと、対応の遅れで応募者を逃す

中小企業では、経営者や総務担当者が採用を兼務しているケースが多くあります。通常業務と並行して求人票を作り、応募者へ連絡し、面接日程を調整するのは負担が大きく、対応が後回しになりがちです。

応募者は複数社に同時に応募しています。連絡が数日遅れるだけで、先に面接を設定した会社へ気持ちが傾きます。採用の成否は、候補者の質より前に、対応速度で決まる場面が少なくありません。

帝国データバンクの調査によると、正社員の人手不足を感じている企業の割合は51.6%で、4年連続で半数を超えました。業種別では「建設」「情報サービス」など8業種で6割を上回ります。応募が集まりにくい業種ほど、対応の遅れが致命傷になります。

人材紹介に頼ると1名100万円を超える

採用手段を人材紹介だけに頼ると、コストが利益を圧迫します。手数料は理論年収に料率を掛けて算出され、人材紹介各社の解説では30〜40%、おおむね35%前後が相場とされています。年収500万円なら1名あたり175万円前後です。

年に3名採用すれば500万円を超える計算になります。採用予算が限られる中小企業にとって、人材紹介だけに依存する形は続けにくくなります。だから、応募を自力で集める仕組みへ切り替える必要があります。

採用代行は、求人票の作成から媒体運用、スカウト送信、応募者対応までを外部の専門会社に任せる仕組みです。RPO(Recruitment Process Outsourcing)とも呼ばれ、採用専任者を雇うより低い固定費で、専門知識を使えます。

何から任せるかで成果が変わる

採用代行に依頼される業務で最も多いのは、求人広告の作成です。BOXILが採用代行の導入に携わった342人へ実施した調査では、求人広告の作成が202人、ダイレクトリクルーティングが181人、募集媒体の管理・運用が178人、採用計画・戦略の立案が174人と続きました。

〔出典:https://boxil.jp/mag/a9922/

上位に並ぶのは単純な事務作業ではなく、応募を集めるための原稿づくりや媒体運用です。社内にノウハウがない中小企業ほど、任せる価値が大きい部分だと言えます。

一方、最終面接と採否の判断は自社に残してください。入社後に一緒に働く人を決める工程だから、外部に渡すべきではありません。求める人物像の言語化も、経営の方向性と結びつくため社内で固める必要があります。

中小企業向けと大企業向けは別物

採用代行という同じ名前でも、大企業向けと中小企業向けでは解決する課題が違います。もともと採用代行は、大量のリクルーターを抱えていた大企業が人件費を変動費に変えるために使い始めたサービスです。中小企業が同じものを選ぶと、必要のない機能に費用を払うことになります。

  • 求めるものの違い:大企業は工数削減、中小企業は応募の獲得
  • 選び間違えたときの影響:対応範囲が広すぎて費用だけがかさむ

大企業は工数削減、中小企業は応募獲得

大企業の採用課題は、応募が集まらないことではありません。知名度があるため母集団は形成できており、大量の応募者をさばく工数のほうが問題になります。だから大企業向けの採用代行は、プロセスの標準化や大量処理の体制づくりに強みを置いています。

中小企業の課題は正反対です。そもそも求職者に会社を認知されておらず、求人を出しても応募が届きません。必要なのは処理能力ではなく、限られた予算で応募を集める設計力です。

帝国データバンクの調査では、業種別に「建設」「情報サービス」など8業種で正社員不足が6割を超えました。応募が集まりにくい業種ほど、母集団形成に強い会社を選ぶ必要があります。

〔出典:帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2025年10月)」https://www.tdb.co.jp/report/economic/

大企業向けだと費用が高くつく

対応範囲が広いサービスほど、月額費用は上がります。BOXILが主要26サービスの公式料金を調べた結果、月額費用の中央値は18万円で、価格帯は2万9,800円から60万円まで開きがありました。上位価格帯は採用戦略の立案から内定者フォローまでを複数名のチームで担う体制のため、費用が高くなります。

〔出典:https://boxil.jp/mag/a8409/

年に数名の採用を目指す中小企業が大人数のチーム体制を契約すると、稼働に余裕が生まれたまま固定費だけが発生します。採用人数で割った1名あたりのコストは、かえって高くつきます。

中小企業が見るべきは、対応範囲の広さではありません。自社の採用人数と予算に見合った規模かどうかで判断すると、費用対効果のずれを防げます。

費用相場と、人材紹介との差額

採用代行の月額費用は、10万円から20万円未満が最も多い価格帯です。導入経験者342人への調査で18.8%を占め、最多層となりました。初期費用は5万円から10万円未満が最多層です。判断の基準になるのは、現在使っている採用手法とのコスト比較です。

〔出典:https://boxil.jp/mag/a8409/

  • 料金体系は3種類:月額固定型・従量課金型・成果報酬型
  • 比較の基準:人材紹介の手数料は各社解説で理論年収の35%前後が相場
  • 実際の削減幅:採用単価を50万円から15万円へ下げた事例がある

料金体系は3種類

採用代行の料金体系は、主に3種類あります。342人調査では月額固定が217人、従量課金が216人とほぼ同数で、成果報酬は104人でした。回答者1人あたりの平均選択数は1.57で、月額固定に従量課金のオプションを組み合わせる形も広く使われています。

〔出典:https://boxil.jp/mag/a8409/

月額固定型:毎月定額で継続的に任せる

毎月決まった額を支払い、契約した業務範囲を継続的に支援してもらう形です。中小企業向けの価格帯は月額10万円から20万円台が中心で、予算が読みやすく、通年で採用を続けたい会社に向いています。採用人数が少ない月も費用が発生するため、年間の採用計画が立っていることが前提になります。

従量課金型:作業量に応じて費用が決まる

スカウト配信1通、面接1件といった作業単位で費用が決まる形です。繁忙期だけ外注したい場合や、特定のポジションに絞って集中的に動きたい場合に向いています。作業量が増えるほど総額も上がるため、上限の設定を契約時に決めておいてください。

成果報酬型:採用が決まったときだけ払う

採用が成立した場合のみ費用が発生する形です。採用できなければ支出がほぼ発生しないため、初めて代行を使う会社でもリスクを抑えられます。ただし1名あたりの単価は他の方式より高くなりやすく、年間の採用計画が5名を超えるなら月額固定型との総額比較をしてから決めてください。

人材紹介35%との差額

採用代行の費用は、単体で見ても高いか安いか判断できません。比較すべきは、いま使っている採用手法のコストです。

人材紹介の手数料は「理論年収×料率」で算出されます。職業安定法にもとづく届出制手数料では、求職者の年収の50%を超える設定は認められません。

〔出典:厚生労働省「職業紹介事業の業務運営要領」https://www.mhlw.go.jp/general/seido/anteikyoku/jukyu/syoukai/dl/printall.pdf

上限の範囲内で各社が料率を定めており、人材紹介各社の解説では30〜40%、おおむね35%前後を相場として挙げています。採用難易度が高い職種やハイクラス人材では、40%以上になるケースもあります。

〔出典:リクルートエージェント/パーソル/マンパワーグループ 各解説〕

年収500万円の人材を人材紹介で1名採用すると、手数料は175万円前後になります。月額10万円の採用代行なら、同じ金額で17か月分の支援を受けられる計算です。年に2名以上を採用する予定があるなら、月額固定型のほうが総額を抑えられる可能性が高くなります。

採用単価を下げた3社の実数

実際にどれくらい下がるかは、支援を受けた企業の数値で確認できます。

整体院では、年間休日140日を主軸に訴求して未経験者を狙う設計へ切り替え、4か月で29名の応募から3名を採用しました。採用単価は50万円から15万円へ下がり、削減率は約70%です。

通信営業の会社では、地方エリア別に求人を出し分ける運用へ変えたところ、6か月で6名を採用し、採用単価を人材紹介経由の80万円から15万円以下へ下げました。

清掃業では、夜勤と早朝の時間帯にターゲットを絞った設計により、6か月で218件の応募を集め、正社員2名とアルバイト100名以上の採用につながりました。

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中小企業におすすめの採用代行10選

中小企業向けの採用代行を10社選び、料金体系と対応範囲、公開されている実績で比較しました。選定の基準は、月額20万円台以下で始められるか、成果報酬型でリスクを抑えられるか、中小企業の支援実績が確認できるかの3点です。自社の予算と採用人数に照らして絞り込んでください。

  • 比較表:10社の料金・対応範囲・向いている会社を一覧で確認
  • 各サービスの詳細:料金体系・対応範囲・どの状況の会社に向くかを個別に整理

【比較表】10社一覧

サービス名料金目安中小企業向きの特徴
トルトルくん(StockSun)月額10万円〜/初期費用・成功報酬なし低月額で13手法を検証。最短3日で開始
ミズサキ成果報酬1名50万円/初期・月額0円採用できなければ費用がほぼ発生しない
ヒトトレ採用(INREVO)初期5万円〜+月額10万円〜専門7チーム体制。入社後の定着まで対応
人事部パック(ジンジブ)初期費用無料/複数プラン研修・評価制度まで人事領域を包括
人事ライト(アールナイン)初期5万円+月額20〜60万円1,500名規模の専門家から職種別にチーム編成
まるごと人事(マルゴト)初期10万円〜+月額25万円〜内製化支援が手厚い。成長企業向け
PRO SCOUT(VOLLECT)要問い合わせスカウト特化。代行実績800社以上
offerBrain求人数・媒体数に応じた変動制業界平均と比較しながら歩留まりを改善
キャリアマートの採用代行要問い合わせRPAを活用した高速処理
AchieveHR(b&q)固定費を抑えた成果報酬併用型RPOとヘッドハンティングの組み合わせ

料金は各社の公開情報にもとづく目安です。対応範囲やプランは変更される場合があるため、契約前に見積もりで確認してください。

各サービスの詳細

比較表の10社について、料金体系と対応範囲、どの状況の会社に向いているかを順に整理します。料金は各社の公開情報にもとづく目安であり、非公開のものは要問い合わせと記載しました。

トルトルくん(StockSun株式会社)

項目内容
料金月額10万円〜(定額制)
初期費用なし
成果報酬なし
契約期間要問い合わせ
最短稼働問い合わせから最短3日
運営会社StockSun株式会社
  • 13の採用手法から、最も応募を獲得できる方法を検証して実行
  • 初期費用と成功報酬がかからず、月額のみで費用が読める
  • Webマーケティングの知見を採用に転用

トルトルくんは、採用手法を1つに固定しない点が特徴です。求人広告、検索エンジン、スカウト代行、人材紹介、ダイレクトリクルーティング、リファラル、SNS運用など13の手法を組み合わせ、自社に合う方法を検証しながら進めます。応募が来ない原因が媒体にあるのか原稿にあるのか判断できていない段階でも、切り分けから任せられます。

料金は月額10万円からの定額制です。初期費用と成功報酬がかからないため、採用人数が増えても費用が跳ね上がりません。運営はStockSun株式会社で、Webマーケティングで培った検証の進め方を採用に持ち込んでいます。問い合わせから最短3日で開始できるため、欠員が出てから動き出す場合にも間に合います。

ミズサキ(ミズサキ株式会社)

項目内容
料金成果報酬 1名50万円(媒体費込み)
初期費用0円
月額費用0円
契約期間要問い合わせ
保証早期退職時の返金保証あり
運営会社ミズサキ株式会社
  • 初期費用・月額費用・掲載費用がすべて0円
  • 採用が決まった場合のみ1名50万円。媒体費を含む
  • 早期退職時の返金保証を用意

ミズサキは、採用できなければ費用がほぼ発生しない構造です。初期費用も月額費用も掲載費用も0円で、採用が成立した場合のみ1名50万円を支払います。媒体費が料金に含まれているため、広告費が別途かさむ心配もありません。

人材紹介で年収500万円の人材を採用した場合の手数料175万円前後と比べると、金額差は明確です。過去に採用代行を使って成果が出なかった経験がある会社や、採用人数が読めない会社にとって、リスクの低い選択肢になります。早期退職時の返金保証もあるため、採用後すぐに辞められた場合の損失も抑えられます。

ヒトトレ採用(株式会社INREVO)

項目内容
料金月額10万円〜(定額トライアルコース)
初期費用5万円〜
成果報酬追加料金なし(月額固定)
契約期間要問い合わせ
保証応募者保証制度あり
運営会社株式会社INREVO
  • 月額固定で、何人採用しても追加料金が発生しない
  • 既定の応募数に届かない場合は費用を返金する制度を用意
  • 人事担当者への研修による内製化支援まで対応

ヒトトレ採用は、月額固定で何人採用しても追加料金が発生しない料金体系です。初期費用5万円、月額10万円のトライアルコースから始められるため、予算が限られる会社でも導入しやすい設計になっています。

特徴は保証制度です。契約前と比べて既定の応募数に到達しなかった場合、代行費用を返金する制度を設けています。加えて、人事担当者への研修を通じた内製化支援まで範囲に含めており、支援終了後も自社で採用を回せる体制づくりを見据えられます。採用後の定着支援まで対応するため、応募は来るが定着しないという課題を抱える会社にも向いています。

人事部パック(株式会社ジンジブ)

項目内容
料金採用規模・ターゲットに応じた複数プラン
初期費用無料
成果報酬要問い合わせ
対応範囲採用計画・応募者対応・日程調整・研修・評価制度
最短稼働要問い合わせ
運営会社株式会社ジンジブ
  • 初期費用が無料で、採用規模に応じたプランを選べる
  • 採用実務に加え、研修や評価制度の構築・運用まで対応
  • 人的資本経営の観点から人事機能全体を支援

人事部パックは、採用の代行にとどまらず、社員教育や評価制度の運用まで含めて支援するサービスです。採用計画の立案から応募者対応、日程調整といった実務を担いながら、入社後の研修や評価の仕組みづくりまで一括で任せられます。

初期費用が無料で、採用規模や採用ターゲットに応じた複数の料金プランから選べます。採用担当者だけでなく人事機能そのものが手薄な会社や、採用して終わりではなく定着と育成まで含めて整えたい会社に向いています。

人事ライト(株式会社アールナイン)

項目内容
料金月額20万円(稼働30時間目安)〜60万円(同70時間目安)
初期費用5万円(税別)
成果報酬要問い合わせ
対応範囲最終面接以外の採用業務全般。面接・説明会・スカウト送信など
契約期間最短1か月から
運営会社株式会社アールナイン
  • 約1,500名の人事・キャリアコンサルタントが登録
  • 稼働量を1か月単位で調整でき、繁忙期に合わせやすい
  • 面接官の代行・トレーニングにも対応

人事ライトは、中小・スタートアップ企業向けに設計された月額制の採用代行です。キャリアコンサルタントの国家資格や企業人事の経験を持つ社外人材が約1,500名登録しており、職種の専門性や採用難易度に応じてチームを編成できます。最終面接以外の採用業務をまとめて任せられます。

初期費用5万円に、月額20万円で稼働30時間、60万円で同70時間が目安という設定です。1か月単位で契約でき、採用の繁忙期と閑散期でコストを変えられます。経験豊富なプロが面接官を代行・サポートするため、中小企業で起こりがちな見極めのミスや志望度の低下も防ぎやすくなります。

まるごと人事(マルゴト株式会社)

項目内容
料金月額25万円〜(ライトプラン・稼働35時間目安)
初期費用10万円(税別)
成果報酬なし
契約期間最短1か月から。以後1か月ごとの更新
最短稼働契約開始まで最短5営業日
運営会社マルゴト株式会社
  • 成功報酬が一切発生しない月額制
  • 契約は1か月単位で更新でき、必要な時期だけ使える
  • 180以上の求人媒体の運用実績からチャネルを設計

まるごと人事は、ベンチャーや成長中の中小企業に特化した月額制の採用代行です。求人の要件定義からスカウト送信、数値分析までを一貫して担い、PDCAを回しながら施策を改善します。成功報酬が発生しないため、採用人数が増えても費用構造は変わりません。

契約が1か月ごとに更新できる点は、採用計画が変わりやすい会社にとって利点です。SlackやTeamsで日常的にやり取りしながら採用フローを一緒に組み立てるため、支援終了後も社内に手順が残ります。エンジニア採用の支援実績が全体の約4割を占めており、専門職の母集団形成にも対応できます。

PRO SCOUT(株式会社VOLLECT)

項目内容
料金要問い合わせ
初期費用要問い合わせ
成果報酬要問い合わせ
対応範囲スカウト戦略の策定・文面作成・送信代行
実績スカウト代行800社以上(公式サイト記載)
運営会社株式会社VOLLECT
  • スカウトに特化し、代行実績は800社以上
  • 独自ツールでデータを分析し、返信率の改善につなげる
  • スカウト通数や職種の入れ替えを柔軟に調整できる

PRO SCOUTは、ダイレクトリクルーティングの実行支援に特化したサービスです。戦略の策定からスカウト文面の作成、送信までを一貫して担い、独自ツールでデータを分析しながら改善提案を行います。

スカウトは、母集団形成や個別の文面制作に時間がかかる手法です。社内リソースを使わずに進めたい場合、専門会社に任せる価値が大きくなります。上場企業やメガベンチャーを中心に導入されていますが、中小企業やベンチャーからの利用もあります。求人広告では出会えない層へ直接アプローチしたい会社に向いています。

offerBrain(ユナイテッド・リクルートメント株式会社)

項目内容
料金求人数・使用媒体数に応じた変動制
初期費用要問い合わせ
成果報酬要問い合わせ
対応範囲スカウト送信の全面代行・歩留まり改善
最短稼働要問い合わせ
運営会社ユナイテッド・リクルートメント株式会社
  • スカウト送信業務をすべて代行し、送信工数がなくなる
  • 自社実績を業界平均と比較しながら改善できる
  • 求人数・媒体数に応じた料金体系でコストの無駄が出にくい

offerBrainは、スカウト送信の代行を軸に、自社の数値を業界平均と比べながら成果を高めていくサービスです。定期的な会議で応募後の歩留まりや候補者の質を確認し、要件を細かく設定しながら応募の質を上げていきます。

料金は求人数や使用媒体数に応じて変動する体系です。募集ポジションが限られる中小企業であれば、必要な分だけの費用で収まります。スカウトを始めたものの返信が来ない、送信自体が続かないという状態を解消したい会社に向いています。

キャリアマートの採用代行(株式会社キャリアマート)

項目内容
料金要問い合わせ
初期費用要問い合わせ
成果報酬要問い合わせ
対応範囲求職者対応・スカウト配信・媒体提案
特徴RPAによる自動処理
運営会社株式会社キャリアマート
  • 業界でいち早くRPAを導入し、正確かつ高速に処理
  • 面接だけでは判断しにくい要素を可視化するツールを用意
  • 多数の転職サイトから、ターゲットに合う媒体を提案

キャリアマートの採用代行は、RPAを活用して求職者対応やスカウト配信を高速で処理する点が特徴です。人手で行うと時間がかかる定型業務を自動化し、応募者への連絡の遅れを防ぎます。

応募数が多く、対応の遅れが取りこぼしにつながっている会社に向いています。加えて、面接だけでは判断しにくい要素を客観的に可視化するツールを用意しており、選考の精度を上げたい場合にも使えます。多数の転職サイトの中から、自社のターゲットに合う媒体の提案も受けられます。

AchieveHR(株式会社b&q)

項目内容
料金固定費を抑えた成果報酬併用型
初期費用要問い合わせ
成果報酬あり(詳細は要問い合わせ)
対応範囲採用計画・母集団形成・面接代行・内定フォロー
最短稼働要問い合わせ
運営会社株式会社b&q
  • 固定費を抑え、成果報酬を組み合わせたコスト構造
  • RPOとヘッドハンティングを併用して母集団を強化
  • 採用計画の策定から内定フォローまで一気通貫で対応

AchieveHRは、採用計画の策定から母集団形成、面接代行、内定フォローまで採用活動全般を支援するサービスです。成果に深くコミットする姿勢を掲げ、固定費を抑えて成果報酬を組み合わせる料金構造を採っています。

RPOとヘッドハンティングを組み合わせられる点が特徴で、公募だけでは集まらない層にも手を伸ばせます。固定費の負担を軽くしたい会社や、採用の上流から下流までまとめて任せたい会社に向いています。

失敗しない選び方

採用代行を選ぶとき、料金表だけを並べても判断できません。342人調査では、選定の決め手として実績や提案力が上位を占め、料金の安さは上位に入りませんでした。何を確認すれば実績の中身がわかるのか、順に整理します。

  • 決め手の1位:支援実績の豊富さで、料金の安さは上位に入らない
  • 実績の見方:件数ではなく、自社と近い規模・業種の事例があるかで見る
  • 契約前の確認:体制・レポート・解約条件の3点を詰めておく

決め手1位は「実績」、料金ではない

採用代行を選んだ企業が重視したのは、価格ではありませんでした。BOXILの342人調査で選定の決め手(3つまで選択)を尋ねたところ、支援実績が豊富だったが84人で最多、報告・レポート内容が充実していたが74人、知名度・ブランド力があったが72人、口コミ・評判が良かったが71人、採用計画・戦略の提案力が高かったが70人と続きます。料金の安さを決め手に挙げた回答は上位に入りませんでした。

〔出典:https://boxil.jp/mag/a9922/

採用は失敗したときの損失が大きい業務だから、企業はリスクを避ける方向で判断していると読み取れます。

同じ調査では、シェア1位のリクルートが7.9%、7位のネオキャリアが5.2%と、上位間の差は小さいことも示されました。特定の大手が市場を独占しているわけではないため、知名度だけで選ぶ理由は乏しいと言えます。

〔出典:https://boxil.jp/mag/a9922/

実績は件数より中身を見る

支援実績を見るときは、件数ではなく中身を確認してください。「支援実績1,000社」と書かれていても、大半が大企業なら、従業員30名の会社にとって参考になりません。

確認したいのは3点です。自社と近い従業員規模の事例があるか。自社と同じ業種、または採用難易度が近い職種の事例があるか。そして支援期間と採用人数、採用単価まで数値で示されているか。

数値の粒度は、実績の信頼度をそのまま表します。「応募が増えました」で止まる説明と、「6か月で応募140件、採用6名」と示す説明では、検証できる情報量が違います。面談では、自社に近い事例を1件挙げてもらい、期間と人数と単価を聞いてください。答えられない場合、自社と同じ領域での経験は浅いと判断できます。

契約前に聞くべき3つ

契約前の面談で詰めておくと、後のトラブルを防げる項目があります。

担当者の体制と稼働時間を確認してください。何名が担当し、月にどれくらいの時間を使うのか。担当者が交代する場合の引き継ぎ方法も聞いておきます。

レポートの頻度と項目も決めておきます。342人調査で「報告・レポート内容が充実していた」が決め手の2位に入ったとおり、進捗が見える状態は満足度に直結します。応募数、面接設定率、採用単価のどれを毎月出すのかを合意しておくと、成果の判断がぶれません。

〔出典:https://boxil.jp/mag/a9922/

解約条件と最低契約期間も忘れずに確認します。月額固定型では最低契約期間が設定されている場合があるため、成果が出なかったときに何か月分の支払いが残るのかを把握しておいてください。

失敗する企業の共通点

採用代行の成果は、依頼する側の関わり方で決まります。同じサービスを使っても結果が分かれるのは、任せ方と情報共有の量に差があるからです。つまずきやすい2つの型を挙げます。

  • 丸投げ:任せきりにすると、契約終了後に採用の手順が社内へ残らない
  • 言語化不足:自社の魅力が言語化できていないと、訴求の軸が決まらない

丸投げでノウハウが残らない

採用業務をすべて外部に渡すと、社内に採用の手順が蓄積しません。契約が終わった時点で、求人票の書き方も媒体の運用方法もわからない状態に戻ります。

防ぐには、定例のミーティングに自社の担当者が参加し、媒体を選んだ理由と原稿を書き換えた理由を聞き取っておくことです。改善の理由を記録に残しておけば、支援終了後も再現できます。

採用方針や社風の共有が不足すると、求める人物像とずれた候補者が集まる事態も起きます。企業理念や職場の雰囲気は、依頼の初期に時間を取って伝えてください。

自社の魅力が言語化できていない

採用代行は、会社がすでに備えている魅力を見つけて求職者へ届ける仕事です。存在しない魅力を作り出すことはできません。

「明るく元気な方を募集」といった表現では、求職者は自分が働く姿を想像できません。裁量の大きさ、経営者との距離の近さ、年間休日の日数など、具体的な条件に落とし込む作業は、自社でなければできない部分があります。

整体院の事例では、年間休日140日という条件を訴求の主軸に据えたことで、4か月で29名の応募と3名の採用につながりました。採用できた約90%が未経験者です。もともと備えていた条件を前面に出す設計が成果を分けました。

よくある質問

採用代行の検討でつまずきやすいのは、費用の見通しと、社内体制で回せるかどうかの2点です。342人調査の結果と実務の判断基準をもとに、問い合わせの多い7つに答えます。

Q1. 採用代行の費用相場はいくらですか。

月額10万円から20万円未満が最も多い価格帯です。導入経験者342人への調査で18.8%を占めました。初期費用は5万円から10万円未満が最多層です。主要26サービスの公式料金では月額の中央値が18万円、価格帯は2万9,800円から60万円まで開きがあります。

Q2. 採用代行と人材紹介はどちらが安いですか。

年2名以上を採用するなら、採用代行のほうが総額を抑えられます。人材紹介各社の解説では手数料の相場を理論年収の35%前後としており、年収500万円なら1名175万円前後、2名で350万円です。月額10万円の採用代行なら年間120万円で収まり、230万円の差が出ます。

Q3. 採用代行の契約期間はどれくらいが一般的ですか。

年間の稼働期間は3か月が最多です。342人調査では20.7%が3か月と回答し、次いで6か月が16.5%、4か月が15.6%と続きます。12か月続けて利用した企業は6.9%にとどまりました。繁忙期や欠員補充の時期に絞って使う企業が多い傾向です。

Q4. 採用代行に何から任せるべきですか。

求人広告の作成から始める企業が最も多くなっています。342人調査では202人が依頼業務として挙げ、最多項目でした。次いでダイレクトリクルーティングが181人、募集媒体の管理・運用が178人と続きます。応募が集まらない原因は求人原稿にある場合が多いため、最初に手を入れる領域として理にかなっています。

Q5. 採用担当者がいなくても依頼できますか。

依頼できます。経営者や総務担当者が窓口になる形で進める企業は多くあります。ただし最終面接と採否の判断は自社で担う必要があるため、月1回程度の打ち合わせに参加できる体制は確保してください。求める人物像の共有が不足すると、社風に合わない候補者が集まる原因になります。

Q6. 採用代行のデメリットは何ですか。

主に2つあります。1つは月額10万円台からの費用が発生すること。もう1つは、任せきりにすると採用ノウハウが社内に残らないことです。月1回の定例ミーティングで媒体選定や原稿修正の理由を聞き取り、記録に残す運用にすれば、2つ目は軽減できます。

Q7. 大手の採用代行を選べば安心ですか。

知名度だけで判断する根拠は乏しいと言えます。342人調査ではシェア1位が7.9%、7位が5.2%と差は小さく、特定の大手が市場を独占している状況ではありません。自社と近い規模・業種の実績があるかで判断してください。

まとめ

中小企業の採用代行は、月額10万円台から始められます。選ぶときに見るべきは料金表ではなく、自社と近い規模・業種の支援実績が数値で示されているかどうかです。342人調査でも、選定の決め手の1位は支援実績の豊富さでした。

〔出典:https://boxil.jp/mag/a9922/

いま人材紹介を使っているなら、相場とされる手数料35%前後との実額比較が判断の起点になります。年に2名以上を採用する計画があるなら、月額固定型のほうが総額を抑えられる可能性があります。

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