採用代行(RPO)おすすめ20社比較|採用単価15万円台の事例から学ぶ選び方

採用代行の比較記事は世の中に数多くあります。20選、38選、47選。ところが、そのほとんどが月額料金の一覧で終わっていて、肝心の「自社が1名採るといくらになるのか」には答えていません。掲載社数が増えるほど、読者は選べなくなります。
この記事では、採用代行20社を採用単価という一本の軸で比較しました。あわせて、自社がどのタイプを選ぶべきかを3つの質問で判定できるようにしています。掲載する数値は、厚生労働省の一次資料と各社の公開情報にもとづいて記載しました。
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無料で相談する 相談だけでも問題ありません。契約の前に試算だけ受け取ることもできます。採用代行とは、採用実務を丸ごと外に出す仕組み

採用代行とは、企業の採用業務の一部または全部を外部の専門会社に委託する仕組みで、RPO(Recruitment Process Outsourcing)とも呼ばれます。求人票の作成やスカウト送信、応募者対応、面接日程の調整まで、社内の採用担当者がやってきた作業をそのまま外に出せます。
似たサービスに人材紹介と人材派遣があり、混同されがちです。だが3つは、お金の払い方も、人材と誰が雇用契約を結ぶかも異なります。まず違いを整理します。
- 人材紹介との違い:成果報酬を払うかどうか
- 人材派遣との違い:働く人と雇用契約を結ぶ相手が誰か
- 任せられる業務:採用戦略の設計から日程調整まで幅広い
人材紹介との違い|成果報酬の有無
採用代行と人材紹介の最大の違いは、成果報酬を払うかどうかにあります。人材紹介は候補者の入社が決まった時点で手数料が発生する成果報酬型で、採用代行は月額固定で業務そのものを委託する形が主流です。
人材紹介は候補者を連れてくるところまでを担当し、企業と求職者の雇用関係の成立をあっせんします。一方で採用代行は候補者を探す作業を代行するだけで、雇用のあっせんそのものは行いません。だから、採用人数が増えても採用代行の費用は月額のまま変わらず、人材紹介は人数に比例して費用が増えます。
採用人数が1名なら人材紹介のほうが安く済む場合もあります。複数名を継続して採る計画があるなら、採用代行のほうが総額を抑えやすくなります。
人材派遣との違い|雇用契約を結ぶ相手
人材派遣との違いは、働く人が誰と雇用契約を結ぶかという点にあります。人材派遣は派遣会社と雇用契約を結んだスタッフが、企業の指揮命令のもとで働く仕組みです。採用代行では、採用された人材は企業と直接雇用契約を結びます。
つまり人材派遣は「人手そのもの」を借りるサービスで、採用代行は「自社の社員を採る作業」を任せるサービスだといえます。派遣スタッフは契約期間が終われば職場を離れますが、採用代行を通じて採用した人材は自社の社員として残ります。
長期的に組織を作りたいなら採用代行、繁忙期の一時的な人手を埋めたいなら人材派遣、という使い分けになります。
任せられる業務の範囲|戦略設計から日程調整まで
採用代行に委託できる業務は、採用計画の立案という上流から、面接日程の調整という下流まで及びます。ただし対応できる範囲は会社ごとに異なるため、契約前の確認が欠かせません。
主に以下の業務を委託できます。
- 採用計画・採用戦略の立案
- 求人票・募集要項の作成
- ダイレクトリクルーティング(スカウト送信)
- 求人媒体の管理・運用
- 応募者の受付と面接日程の調整
- 書類選考のスクリーニング
- 一次面接の代行
- 内定者フォロー・入社手続きのサポート
スマートキャンプが採用代行の導入に携わった342人に実施した調査では、1年以内に依頼した内容として最も多かったのが求人広告の作成で202人、次いでダイレクトリクルーティングが181人でした。応募者を集める工程を外に出したい企業が多いと読み取れます。
〔出典:https://boxil.jp/mag/a9922/〕
採用単価を下げた5社の事例|15万円台から6万円台まで

採用代行に切り替えて採用単価がどこまで下がったのか、実際の事例から見ていきます。人材紹介の慣行相場である理論年収の30〜40%と比べると、年収500万円なら1名150万円から200万円かかる計算です。以下はその水準を下回った5社の記録になります。
ただし数字だけを見て自社に当てはめないでください。業種、募集職種、求人票の状態によって結果は変わります。どういう条件の会社が、何を変えて、いくらになったのかをあわせて確認してください。
- 地方採用:採用単価を80万円から15万円以下に下げた事例
- 未経験採用:採用単価を50万円から15万円に下げた事例
- 大量採用:採用単価6万円で10名を採用した事例
| 業種 | 期間 | 採用人数 | 採用単価 | 何を変えたか |
|---|---|---|---|---|
| 通信営業 | 6か月 | 6名 | 80万円→15万円以下 | 地方エリア別の出し分けと対面面談 |
| 整体院 | 4か月 | 3名 | 50万円→15万円 | 年間休日140日を主軸に訴求 |
| 販売促進営業 | 3か月 | 10名 | 6万円 | 面接評価シートの導入と魅力の言語化 |
| プラント設備工事 | 6か月 | 6名 | 対人材紹介35%から大幅削減 | 画像とサムネイルの刷新 |
| 運送業(軽貨物) | 1か月 | 7名 | 応募単価2,000円以下 | 高密度エリアへの訴求とCPA管理 |
〔出典:https://stock-sun.com/torutoru-kun/lp/〕
通信営業|採用単価80万円を15万円以下に下げた6か月
人材紹介経由で1名あたり80万円かかっていた通信営業の企業が、6か月で6名を採用し、採用単価を15万円以下まで下げた事例です。株式会社FirstDoの取り組みになります。
この企業の課題は、採用したいエリアが全国に分散していた点にありました。鳥取をはじめとする地方拠点では、都市部と同じ求人の出し方では応募が集まりません。そこでエリアごとに求人を出し分け、地域の労働市場に合わせて条件の見せ方を変えました。あわせて山口と鳥取へ出張し、対面での面談コンサルティングを実施しています。
採用単価が5分の1以下になった主因は、人材紹介への依存をやめたことです。紹介手数料は理論年収に対する料率で決まるため、採用人数が増えるほど総額が膨らみます。定額制の採用代行に切り替えると月額は変わらないため、6名採用した時点で1名あたりの単価が大きく下がりました。
複数拠点で採用しており、地方拠点の応募が集まらない会社。人材紹介の手数料負担が重い会社。
整体院|採用単価50万円を15万円に下げた4か月
整体院が4か月で応募29名を集め、3名を採用した事例です。採用単価は50万円から15万円へと、約70%下がりました。採用した3名のうち約90%が未経験者です。
変えたのは求人票の訴求軸でした。この整体院は年間休日140日という条件を持っていましたが、求人票では前面に出していませんでした。整体・治療院業界は休日が少ない職場という印象を持たれやすく、そのなかで140日という数字は明確な差別化要因になります。この条件を主軸に据え、未経験者をペルソナとして設計し直しました。
経験者だけを追いかけていた状態から、未経験者を受け入れる前提に切り替えたことで、応募できる人の母数が広がりました。採用単価が下がった理由は、応募数が増えて1件あたりの獲得コストが下がったためです。自社が当たり前だと思っている条件が、求職者から見れば強みになっている場合があります。
待遇や福利厚生に自信があるのに応募が集まらない会社。未経験者の受け入れを検討できる会社。
販売促進営業|採用単価6万円で10名を採用した3か月
販売促進営業の企業が3か月で110件を超える応募を集め、10名を採用した事例です。採用単価は6万円でした。内訳は正社員1名、内定1名、アルバイト8名です。
この企業では、面接の合否判断が面接官ごとにばらついていました。そこで5段階の評価基準を定めた面接評価シートを導入し、標準質問とあわせて運用しています。誰が面接しても同じ観点で見られるようになり、入社後のミスマッチを減らす狙いです。応募が増えるほど、選考の精度は採用の成否に直結します。
あわせて、対面プロモーションという仕事の魅力を言語化し直しました。営業職は仕事内容が伝わりにくく、求人票の書き方で応募数が大きく変わります。採用単価6万円という水準は、人材紹介の慣行相場から計算した150万円と比べると25分の1です。ただし職種がアルバイト中心である点は割り引いて見る必要があります。
短期間で複数名を採用したい会社。面接官によって評価がばらついている会社。
プラント設備工事|応募140件から6名を採用した6か月
プラント設備工事の企業が6か月で140件の応募を集め、6名を採用した事例です。採用したのは20代の営業と施工管理、そして69歳の現場職を含みます。
変更点は求人のクリエイティブでした。画像とサムネイルを若手向けに刷新し、IndeedとAirWorkで運用しています。プラント設備工事のような業種は、仕事内容が想像しにくく、写真の印象が応募の判断を左右します。現場の様子が伝わる画像に差し替えるだけで、クリックされる確率が変わります。
この事例で注目したいのは、20代から69歳まで幅広い年代を採用している点です。年齢層を絞り込む戦略もありますが、人手が慢性的に足りない業種では、間口を広げたほうが結果につながる場合があります。採用単価は人材紹介手数料の35%と比べて大幅に削減されたと公表されています。
仕事内容が求職者に伝わりにくい業種の会社。年代を限定せず幅広く採用したい会社。
運送業(軽貨物)|応募単価2,000円以下で7名を採用した1か月
軽貨物の運送業で、1か月あたり50件から100件の応募を集め、7名を採用した事例です。応募1件あたりの単価は2,000円以下に収まっています。
この事例では、募集エリアの絞り方を変えました。人口が密集するエリアに訴求を集中させ、そのうえでCPAを日次で管理しています。運送業は勤務地から応募が決まる度合いが高く、エリア設定が応募数に直結します。広く薄く出すより、狭く濃く出したほうが単価は下がります。
応募単価2,000円以下という数字は、採用単価とは別の指標です。応募が全員採用になるわけではないため、7名の採用に至るまでの総コストで見る必要があります。それでも、母集団を作る段階のコストがここまで下がると、選考にかけられる候補者の数が変わります。大量採用を前提とする業種では効果が大きい進め方です。
勤務地が応募の決め手になる業種の会社。継続的に人員を補充する必要がある会社。
5社に共通していた3つの打ち手
5社の事例を並べると、採用単価が下がった会社には共通する打ち手があります。特別な予算をかけたわけではなく、いずれも求人の出し方を見直した結果です。
裏を返せば、求人票を変えずに媒体だけを増やしても採用単価は下がりません。応募が集まらない求人をそのまま多くの媒体に出せば、支払う金額が増えるだけです。採用代行を検討する前に、いまの求人票が応募を取れているかを確認してください。
- 打ち手1:自社の当たり前を訴求軸に変える。整体院の年間休日140日が代表例
- 打ち手2:ターゲットを設計し直す。未経験者、若手、特定エリアなど条件を明確にする
- 打ち手3:数字を見て運用を変える。CPA管理や面接評価シートによる標準化
自社に合うタイプは、3つの質問で判定できる

採用代行選びで迷う原因は、サービスの数が多すぎることではありません。自社がどのタイプを必要としているかを決めないまま、各社の特徴を読み比べているからです。先に自社のタイプを判定してしまえば、見るべきサービスは3分の1に減ります。
判定は3つの質問だけで済みます。社内に採用担当者がいるか、担当者に時間があるか、応募は来ているか。この順に答えていくと、必要なタイプが1つに絞られます。
- 丸投げ型:社内に採用担当者がいない会社、予算を抑えて一括で任せたい会社に向く
- 実務補完型:担当者はいるが手が回らない会社に向く
- 単価改善型:特定の職種や手法に特化して単価を下げたい会社に向く
丸投げ型|採用担当が社内にいない会社、予算を抑えたい会社
社内に採用の専任担当者がいないなら、丸投げ型を選びます。採用戦略の設計から求人票の作成、応募者対応、内定者フォローまでを一括で任せられるタイプです。月額10万円台から使えるサービスもあるため、予算を抑えて一括で任せたい会社にも当てはまります。
社長や総務担当者が本業のかたわらで採用を回している会社では、そもそも何から手をつけるべきかの判断ができません。丸投げ型は、その判断部分ごと引き受けます。月額は比較的高く、本記事で取り上げたサービスではCASTER BIZ recruitingが195,000円から、まるごと人事が250,000円からと公開しています。採用担当者を1名雇う人件費と比べれば安く収まります。
〔出典:https://recruiting.cast-er.com/plan/〕
注意点は、社内に採用のノウハウが残りにくいことです。契約終了時に業務手順書を納品してくれる会社を選ぶと、将来の内製化に備えられます。
実務補完型|担当はいるが手が回らない会社
採用担当者はいるものの、スカウト送信や日程調整に追われて戦略を考える時間がないなら、実務補完型を選びます。決まった作業を切り出して任せるタイプで、bサーチの「採善策」は初期費用0円・月額29,800円からと公開しています。
〔出典:https://boxil.jp/service/8418/〕
Chatwork 採用アシスタントは月間実働10時間で年間プラン38,000円、StepBase 採用は月10時間で1か月プラン45,000円と公開しており、採用の繁忙期だけ使うといった調整もできます。担当者は面接や候補者の見極めというコア業務に集中できます。
〔出典:https://boxil.jp/service/50549/〕
依頼範囲が明確でないと成果が出にくいタイプでもあります。任せたい作業を契約前に書き出しておくことが前提になります。
単価改善型|特定の職種や手法に特化して単価を下げたい会社
応募は集まっているのに1名あたりのコストが下がらないなら、単価改善型を選びます。エンジニアなど特定職種に特化した会社や、人事のプロ人材を必要な期間だけ迎えられる会社があり、人材紹介への依存から抜け出したい場合に向くタイプです。
単価改善型は、どのチャネルを使えば安く採れるかを検証しながら運用します。求人広告、検索エンジン、スカウト、SNS、リファラルといった複数の手法を試し、応募が最も取れる方法に予算を寄せていく進め方です。定額制を採用している会社が多く、採用人数が増えるほど1名あたりの単価が下がります。
費用相場は月額5万円から60万円まで開きがある

採用代行の費用には大きな開きがあります。スマートキャンプが導入企業325人に実施した調査では、月額費用が5万円から60万円未満に収まる企業が全体の57.3%でした。裏を返せば、残る4割はこの範囲の外側にあり、相場という一つの数字で語れる市場ではありません。初期費用についても328人中48.5%が5万円から40万円未満と回答しています。
〔出典:https://boxil.jp/mag/a8409/〕
ただし月額の数字だけでは、自社にとって高いか安いかは判断できません。料金がどういう仕組みで決まるのか、どのくらいの期間使うのかを先に押さえる必要があります。
- 料金形態:月額固定・従量課金・ハイブリッドの3つに分かれる
- 契約期間:最多は3か月で、1年続ける企業は1割に満たない
料金形態の3タイプ|月額固定・従量課金・ハイブリッド
採用代行の料金形態は、月額固定型、従量課金型、両者を組み合わせたハイブリッド型の3つに分かれます。スマートキャンプが実施した同じ調査では336人中、月額固定を挙げた企業が217人、従量課金が216人とほぼ同数でした。どちらか一方が主流というわけではありません。
〔出典:https://boxil.jp/mag/a8409/〕
月額固定型|予算が読みやすく、複数名採用で単価が下がる
月額固定型は、業務量にかかわらず毎月同じ金額を払う仕組みです。毎月のコストが一定なので予算を組みやすく、採用人数が増えるほど1名あたりの単価が下がります。月額10万円で3名採用すれば1名あたり3万円台、1名なら10万円という計算になります。複数名の採用計画がある会社に向く形態です。
従量課金型|使った分だけ支払い、繁閑の波に合わせやすい
従量課金型は、スカウト送信数や稼働時間に応じて課金される仕組みです。採用活動を止めている月は費用がかからず、繁忙期だけ送信量を増やすといった調整もできます。採用ポジションが限られる会社や、通年ではなく特定の時期だけ動く会社と相性がよい形態です。
ハイブリッド型|基本料金に成果や稼働分を上乗せする
ハイブリッド型は、月額固定の基本料金に、稼働時間や成果に応じた費用を上乗せする仕組みです。基本部分で最低限の支援を確保しつつ、必要なときだけ稼働を増やせます。ただし総額が読みにくくなるため、上乗せ分の上限を契約時に確認しておく必要があります。
採用人数を複数名見込んでいるなら月額固定型、依頼したい作業が限られているなら従量課金型が合います。
契約期間の実態|最多は3か月、1年継続は1割未満
採用代行を使う期間は、3か月が最も多くなっています。スマートキャンプが導入企業335人に実施した調査では、年間の稼働期間として3か月と答えた企業が20.7%で最多、12か月継続した企業は6.9%にとどまりました。
〔出典:https://boxil.jp/mag/a8409/〕
必要なときだけ短期間で使う企業が多数派だと分かります。だから年間契約しか選べないサービスを選ぶと、採用が充足した後もコストが発生し続けます。最低契約期間が1か月のサービスなら、合わなかったときに切り替えられます。
契約前に、最低利用期間と解約の通知期限を必ず確認してください。
月額で選ぶと、1名あたりの単価で損をする

採用代行の比較記事はほぼすべてが月額料金で並べていますが、経営判断で問われるのは1名あたりいくらで採れたかです。月額30万円のサービスで3名採れば1名10万円、月額10万円のサービスで1名しか採れなければ1名10万円と、月額の高低だけでは優劣が決まりません。
そして比較すべき相手は他社の採用代行ではなく、いま使っている人材紹介です。人材紹介の手数料がいくらなのかを正確に押さえたうえで、採用代行に切り替えると何円変わるのかを計算します。
- 人材紹介の手数料:法令の上限ではなく、各社の届出で決まる
- 人材紹介の採用単価:年収500万円なら150万円から200万円
- 採用代行の採用単価:同じ1名を15万円台まで下げた企業がある
人材紹介の手数料は法定ではない|上限制10.8%と届出制の違い
人材紹介の手数料には2つの制度があり、実務で使われているのは料率に法定上限がないほうです。厚生労働省の職業紹介事業の業務運営要領によると、有料職業紹介事業の手数料は上限制手数料と届出制手数料のいずれかを選んで徴収します。
〔出典:https://www.mhlw.go.jp/general/seido/anteikyoku/jukyu/syoukai/dl/06.pdf〕
上限制手数料は、支払われた賃金額の10.8%、免税事業者なら10.3%が上限と定められています。6か月を超えて雇用された場合は、6か月間の賃金額に対する10.8%が上限です。ここには明確な法定の数字があります。
対して届出制手数料は、厚生労働大臣に届け出た手数料表の額を徴収する制度で、要領には料率の上限規定がありません。現在の人材紹介の主流は届出制で、よく言われる理論年収の30〜40%という数字は法令ではなく業界の慣行値です。「上限50%まで」という説明を見かけますが、要領に50%という数値の定めはありません。
人材紹介の採用単価|年収500万円なら150万円から200万円
慣行相場にもとづくと、年収500万円の人材を人材紹介で1名採用した場合の手数料は150万円から200万円になります。理論年収500万円に料率30%を掛ければ150万円、40%なら200万円という計算です。
この金額が1名採用するごとに発生します。3名採れば450万円から600万円、5名なら750万円から1,000万円です。採用人数が増えるほど費用が直線的に増えていく構造だから、複数名の採用計画がある会社ほど負担が重くなります。
採用単価という言葉を使わずに月額だけを見ていると、この構造が見えません。
採用代行の採用単価|80万円を15万円以下に下げた企業がある
採用代行に切り替えると、1名あたりの採用単価が大きく下がる場合があります。定額制のサービスを6か月使って6名を採用し、人材紹介経由で80万円だった採用単価を15万円以下に下げた通信営業の企業があります。整体院でも4か月で3名を採用し、50万円だった単価が15万円になりました。
〔出典:https://stock-sun.com/torutoru-kun/lp/〕
ただし、この数字はどんな会社でも自動的に出るものではありません。応募が集まらない求人のまま採用代行を入れても、採用単価は下がらないからです。契約前に3つを確認してください。現在の求人票が応募数の実績を出せているか、募集職種で有資格者を求めるかどうか、いま使っている媒体以外のチャネルを試したことがあるか。
タイプ別|比較検討で名前が挙がる採用代行20社

ここまでの3タイプ診断にそって、比較検討で名前が挙がりやすい採用代行20社を整理しました。料金は各社が公開している情報にもとづいて記載し、公開されていない場合は要問い合わせと明記しています。
まず3タイプ別の一覧表で全体を把握し、そのうえで各社の詳細を順に見ていきます。月額料金の幅が広いため、自社のタイプを決めてから該当する表だけを見ると比較しやすくなります。
3タイプ別の比較一覧表
20社を3つのタイプに分けて一覧にしました。月額料金の幅が広いため、自社のタイプを決めてから該当する表だけを見ると比較しやすくなります。
丸投げ型|戦略から実務まで一括で任せたい会社向け
- 丸投げ型:戦略から実務まで一括で任せたい会社向けの9社
- 実務補完型:決まった作業だけ切り出したい会社向けの8社
- 単価改善型:特定の職種や手法に特化した3社
| サービス名 | 運営会社 | 月額料金 | 初期費用 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| トルトルくん | StockSun | 100,000円〜 | 0円 | 13の採用手法を検証。成功報酬なし。最短3日開始 |
| CASTER BIZ recruiting | キャスター | 195,000円〜504,000円 | 要問い合わせ | 3名体制のチーム制。累計800社以上の支援実績 |
| まるごと人事 | マルゴト | 250,000円〜 | 100,000円 | 支援の75%以上が社員対応。最短1か月契約 |
| mog 採用支援サービス | mog | 400,000円〜800,000円 | 300,000円 | 人材紹介の知見を活用。面接官トレーニングも対応 |
| サンクスラボのRPO | サンクスラボ | 100,000円〜300,000円 | 要問い合わせ | カスタムスカウト1通100円から。AI活用の配信 |
| 採用代行かんりくん | HRクラウド | 100,000円〜200,000円 | 要問い合わせ | オーダーメイド型。選考の見える化に対応 |
| ポテンシャライトの採用コンサルティング | ポテンシャライト | 150,000円〜400,000円 | 要問い合わせ | スタートアップ支援に強み。採用広報まで対応 |
| uloqoの採用代行 | uloqo | 要問い合わせ | 要問い合わせ | デジタル人材採用に特化。週1回の詳細レポート |
| アールナインの採用アウトソーシング | アールナイン | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 新卒・中途に幅広く対応。最短1週間で開始 |
実務補完型|決まった作業だけ切り出したい会社向け
| サービス名 | 運営会社 | 月額料金 | 初期費用 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| bサーチ「採善策」 | bサーチ | 29,800円〜498,000円 | 0円 | 最低利用期間1か月。100種以上の媒体から選定 |
| Chatwork 採用アシスタント | kubellパートナー | 38,000円〜45,000円 | 要問い合わせ | 月10時間から。プラン期間で単価が変動 |
| StepBase 採用 | パーソルビジネスプロセスデザイン | 39,000円〜45,000円 | 要問い合わせ | 月10時間から。契約終了時に手順書を納品 |
| 人事ライト | アールナイン | 200,000円〜600,000円 | 50,000円 | 月額制で1か月から契約可能 |
| Famm AIリクルーティング | Timers | 300,000円〜 | 100,000円 | 生成AI活用。最短5営業日でチーム編成 |
| エースジョブ | フォワード | 100,000円〜200,000円 | 要問い合わせ | AIでスカウト文を自動生成。複数媒体へ一括送信 |
| RecUp | Delight | 要問い合わせ | 要問い合わせ | AIがスカウト本文を候補者ごとに生成 |
| AUTOHUNT | XAION DATA | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 転職サイト未登録の潜在層にアプローチ |
単価改善型|特定の職種や手法に特化した会社向け
| サービス名 | 運営会社 | 月額料金 | 初期費用 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| プロリクの採用代行 | プロリク | 300,000円〜550,000円 | 100,000円 | IT・Web業界のエンジニア採用に特化 |
| CORNER | コーナー | 320,000円〜1,280,000円 | 0円 | 人事のプロ人材を指名可能。最短1か月から |
| ZERO RECRUIT | CTF GROUP | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 人事担当が不在でも導入可能。面接代行まで対応 |
丸投げ型のサービス詳細
採用戦略の設計から内定者フォローまでを一括で委託できるタイプです。採用担当者が社内にいない会社でも、契約後すぐに採用活動を動かせます。月額10万円台から50万円台まで幅があるため、予算に応じて選べます。
トルトルくん(StockSun株式会社)

| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 月額100,000円〜(定額制) | 採用人数が増えても月額は変わらない |
| 初期費用 | 0円 | 月額以外の費用が発生しない |
| 成果報酬 | なし | 成果報酬での支援には対応していない |
| 契約期間 | 要問い合わせ | 状況により相談可能 |
| 最短稼働 | 問い合わせから最短3日 | 本記事の20社では最短 |
| 運営会社 | StockSun株式会社 | 東京都新宿区西新宿3-8-3 新都心丸善ビル7階 |
トルトルくんの特徴は、採用手法を1つに固定しない点にあります。求人広告、検索エンジン、スカウト代行、人材紹介、ダイレクトリクルーティング、リファラル、SNS運用など13の手法を試し、その企業で最も応募が取れる方法を見つけてから予算を集中させます。求人媒体を1つ決めて出稿し続ける進め方とは、費用のかかり方が変わります。社内に採用の専任担当者がいない会社でも、どの手法を選ぶかという判断ごと任せられます。
料金は月額10万円からの定額制で、丸投げ型の中では最も低い価格帯です。採用人数が増えても月額は変わらないため、複数名を採用するほど1名あたりの単価が下がります。人材紹介経由で80万円だった採用単価を15万円以下に下げた通信営業の企業や、50万円から15万円へ下げた整体院の事例があります。ただし成果報酬での支援には対応しておらず、採用を保証するサービスでもありません。定額で複数のチャネルを検証したい会社に向く設計です。
〔出典:https://stock-sun.com/torutoru-kun/lp/〕
CASTER BIZ recruiting(株式会社キャスター)

- 13の採用手法を検証し、最も応募を獲得できる方法に予算を寄せる
- 初期費用と成功報酬がかからず、月額以外の費用が発生しない
- 問い合わせから最短3日で運用を開始できる
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 月額195,000円〜504,000円 | 利用時間30/70/90時間から選択 |
| 初期費用 | 要問い合わせ | プランにより変動 |
| 成果報酬 | なし | 月額固定型 |
| 契約期間 | 要問い合わせ | カスタマイズプランあり |
| 最短稼働 | 最短5営業日 | 契約から1週間程度で開始 |
| 運営会社 | 株式会社キャスター | 累計800社以上の支援実績 |
CASTER BIZ recruitingは、1社につき3名体制のチームを組んで支援する点が特徴です。リクルーター、応募者対応担当、求人原稿作成担当が役割分担し、それぞれの専門分野から並行して業務を進めます。複数名で担当するため属人化を防げるほか、細かな指示を出さなくてもチーム側でタスクを洗い出して実行します。担当者1名が抜けると業務が止まるという事態を避けたい会社に向きます。
連絡手段はSlackやChatworkなど、企業が普段使っているチャットツールをそのまま使えます。採用は候補者への対応スピードが結果を左右するため、やり取りの速さは実務上の利点になります。IT系求人媒体の運用実績が豊富で、Wantedly、Green、ビズリーチ、LinkedInなどに対応します。月額195,000円からと丸投げ型の中では中位の価格帯です。
〔出典:https://recruiting.cast-er.com/plan/〕
まるごと人事(マルゴト株式会社)

- リクルーター・応募者対応・原稿作成の3名体制チームで支援
- SlackやChatworkなど普段使いのチャットで直接連携
- 初期費用や成功報酬なしの月額固定型
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 月額250,000円〜 | プランにより変動 |
| 初期費用 | 100,000円(税別) | 他に追加費用は発生しない |
| 成果報酬 | なし | 月額固定型 |
| 契約期間 | 最短1か月〜 | 月末通知で翌月末に解約可能 |
| 最短稼働 | 最短5営業日 | チームアサインまで |
| 運営会社 | マルゴト株式会社 | 累計支援600社以上 |
まるごと人事は、支援メンバーの75%以上を自社の社員で構成している点を公表しています。採用代行では業務委託や再委託を使う会社が多いなか、社員による直接支援を続けてきた体制です。担当者による知識の差が出にくく、品質が安定しやすい構造になっています。リーダー層の90%以上が採用実務の経験者だとも公表しています。
契約は1か月単位で、月末までに通知すれば翌月末に解約できます。採用が充足した後もコストが続くリスクを避けたい会社に向く条件です。累計支援は600社を超え、2025年の内定者数は3,109名、スカウト送信数は39万通を超えると発表しています。支援業務の約40%がエンジニア職種のため、技術職の採用に知見があります。
mog 採用支援サービス(株式会社mog)

- 支援メンバーの75%以上が自社の社員
- 契約は1か月単位で、月末通知の翌月末解約に対応
- 支援業務の約40%がエンジニア職種
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 月額400,000円〜800,000円(税抜) | ライト/ベーシックの2プラン |
| 初期費用 | 300,000円(税抜) | 両プラン共通 |
| 成果報酬 | なし | 月額固定型 |
| 契約期間 | 要問い合わせ | — |
| 最短稼働 | 要問い合わせ | — |
| 運営会社 | 株式会社mog | 人材紹介事業の知見を活用 |
mogの採用支援サービスは、人材紹介エージェントとして蓄積した知見を採用代行に応用している点が特徴です。求人票の作成やスカウト送信といったノンコア業務だけでなく、採用計画の策定や面接の代行というコア業務にも対応します。候補者を見極める側のノウハウを持つため、選考基準の設計から相談できます。
求人データと候補者データをもとにスカウト文面を作成するAIツールを用意し、支援が終わった後もそのツールを使い続けられる設計です。面接官への指導や面接基準書の作成も依頼できるため、外注しながら社内の選考力を上げたい会社に向きます。月額40万円からと価格帯は高めで、初期費用も30万円かかります。
〔出典:https://boxil.jp/service/50734/〕
サンクスラボのRPO(サンクスラボ株式会社)

- 採用計画の策定から面接代行までコア業務も対応
- スカウト文面を作成するAIツールを提供し、支援終了後も利用可能
- 面接官への指導や面接基準書の作成にも対応
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 月額100,000円〜300,000円 | ライト/スタンダード/プレミアム |
| 初期費用 | 要問い合わせ | — |
| 成果報酬 | なし | 月額固定型 |
| 契約期間 | 要問い合わせ | — |
| 最短稼働 | 要問い合わせ | — |
| 運営会社 | サンクスラボ株式会社 | カスタムスカウト1通100円から |
サンクスラボのRPOは、カスタムスカウトを1通100円から配信できるコストの低さが特徴です。AIを使って精度の高いスカウトを大量に配信しながら、RPOディレクターが企業ごとの状況を把握して運用を設計します。母集団を広く作りたいものの、1通あたりのコストを抑えたい会社に向きます。
配信だけでなく、候補者対応や日程調整、求人票の作成、面接代行までプロセス全体をカバーします。月額は10万円からと丸投げ型では低い水準で、プランを上げると30万円まで幅があります。スカウト経由の母集団形成を主軸に据えたい会社にとって、費用対効果を計算しやすい料金設計です。
〔出典:https://boxil.jp/service/50528/〕
採用代行かんりくん(HRクラウド株式会社)

- カスタムスカウトを1通100円から配信できる
- AIを活用した大量配信と専門ディレクターの伴走を両立
- 求人票作成から面接代行までプロセス全体を設計
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 月額100,000円〜200,000円 | ライト/スタンダード |
| 初期費用 | 要問い合わせ | — |
| 成果報酬 | なし | 月額固定型 |
| 契約期間 | 要問い合わせ | — |
| 最短稼働 | 要問い合わせ | — |
| 運営会社 | HRクラウド株式会社 | オーダーメイド型RPO |
採用代行かんりくんは、求人戦略の立案から応募者対応、内定者フォローまでをオーダーメイドで組み立てるRPOサービスです。企業ごとに業務範囲をカスタマイズできるため、すでに社内で回せている工程は残し、手が足りない部分だけを委託するという使い方ができます。
データ基盤を使った選考の見える化に対応しており、どの工程で候補者が離脱しているかを数字で追えます。SNSや動画といった新しい採用チャネルにも対応するため、求人媒体だけでは若手層に届かないと感じている会社にも選択肢になります。月額は10万円からで、プランは2段階です。
〔出典:https://boxil.jp/service/50581/〕
ポテンシャライトの採用コンサルティング(株式会社ポテンシャライト)

- 企業ごとに業務範囲をカスタマイズできる
- データ基盤による選考の見える化に対応
- SNSや動画を使った採用チャネルにも対応
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 月額150,000円〜400,000円 | エントリー/プロフェッショナル/戦略人事パートナー |
| 初期費用 | 要問い合わせ | — |
| 成果報酬 | なし | 月額固定型 |
| 契約期間 | 要問い合わせ | — |
| 最短稼働 | 要問い合わせ | — |
| 運営会社 | 株式会社ポテンシャライト | スタートアップ支援に強み |
ポテンシャライトの採用コンサルティングは、スタートアップやベンチャー企業の支援実績が豊富な点が強みです。知名度や給与で大手に競り負けやすい企業に対し、潜在的な魅力を掘り起こして言葉にする作業を得意としています。アピール材料が限られていると感じている会社に向きます。
支援範囲は実務の代行にとどまりません。採用広報のための記事制作や動画設計、SNSの運用といったマーケティング領域や、オンボーディングの設計まで依頼できます。さらに企業理念の言語化や人事制度の構築という組織づくりの領域にも対応するため、採用を入り口に組織課題を整理したい会社にも合います。
〔出典:https://boxil.jp/service/50694/〕
uloqoの採用代行(株式会社uloqo)

- スタートアップ・ベンチャーの支援実績が豊富
- 採用広報の記事制作や動画設計、SNS運用まで対応
- 企業理念の言語化や人事制度の構築も相談できる
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 要問い合わせ | カスタマイズ型 |
| 初期費用 | 要問い合わせ | — |
| 成果報酬 | なし | KPI未達時は工数を加算して対応 |
| 契約期間 | 要問い合わせ | — |
| 最短稼働 | 要問い合わせ | — |
| 運営会社 | 株式会社uloqo | デジタル人材採用に多数の支援実績 |
uloqoの採用代行は、デジタル人材の採用領域に支援実績を持つRPOサービスです。企業ごとにカスタマイズして提供する形を取り、採用要件の定義や媒体の選定といった上流から関わります。エンジニアやマーケターなど、要件定義を誤ると母集団が作れない職種で特に価値が出ます。
日次で活動ログを残し、週1回の詳細レポートで課題と打ち手を共有します。何をどれだけやってどうなったかが追える体制です。KPIが未達の場合には工数を加算して対応すると公表しており、成果に対する姿勢を料金体系に反映しています。料金は要問い合わせのため、見積もり時に業務範囲を明確にしておく必要があります。
〔出典:https://boxil.jp/service/9512/〕
アールナインの採用アウトソーシング(株式会社アールナイン)

- デジタル人材の採用領域に特化した支援実績
- KPIが未達の場合は工数を加算して対応
- 週1回の詳細レポートで課題と打ち手を共有
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 要問い合わせ | 業務範囲により変動 |
| 初期費用 | 要問い合わせ | — |
| 成果報酬 | なし | — |
| 契約期間 | 要問い合わせ | — |
| 最短稼働 | 最短1週間 | プロジェクト開始まで |
| 運営会社 | 株式会社アールナイン | 約1,500名の採用・人事のプロが在籍 |
アールナインの採用アウトソーシングは、約1,500名の採用・人事プロフェッショナルの中から、課題に合わせてチームを編成する点が特徴です。人数の多さは、複数職種を同時に募集する場合や、地域をまたいで採用する場合に効いてきます。新卒と中途の両方に幅広く対応します。
新卒採用では、学校訪問やインターンシップ、会社説明会の運営代行から内定者研修まで、新卒特有のプロセスをカバーします。最短1週間でプロジェクトを開始できるため、急に採用目標が上がった場合にも動かせます。料金は要問い合わせですが、同社は月額制の「人事ライト」も提供しており、予算に応じて選べます。
〔出典:https://boxil.jp/service/4494/〕
実務補完型のサービス詳細
スカウト送信や日程調整といった決まった作業を切り出して任せるタイプです。稼働時間で料金が決まる形が多いため、必要な分だけ使えます。採用担当者はいるものの手が回らない会社に向きます。
bサーチの採用代行「採善策」(株式会社bサーチ)

- 約1,500名の採用・人事プロフェッショナルからチームを編成
- 新卒の学校訪問やインターン運営、内定者研修まで対応
- 最短1週間でプロジェクトを開始できる
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 月額29,800円〜498,000円 | 4プランから選択 |
| 初期費用 | 0円 | 全プラン共通 |
| 成果報酬 | なし | 月額固定型 |
| 契約期間 | 最低1か月〜 | 縛りはほとんどない |
| 最短稼働 | 要問い合わせ | — |
| 運営会社 | 株式会社bサーチ | 口コミ76件・評価4.25 |
bサーチの「採善策」は、本記事で取り上げた20社のなかで最も低い価格帯から使えるサービスです。スカウト代行と運用支援を組み合わせたプランが初期費用0円・月額29,800円からで、最低利用期間も1か月と縛りがほとんどありません。まず小さく試したい会社が最初に検討しやすい条件です。
求人広告代理店として100種類以上の採用ツールを扱っており、そのなかから自社に合う媒体を選定してもらえます。月1回以上の定例ミーティングで数字を振り返るため、続けるほど社内に採用の知見が残ります。上位プランでは応募者対応や採用広報まで範囲が広がり、月額498,000円までの幅があります。
〔出典:https://boxil.jp/service/8418/〕
Chatwork 採用アシスタント(株式会社kubellパートナー)

- スカウト代行+運用支援プランは初期費用0円・月額29,800円から
- 100種類以上の採用ツールから自社に合うものを選定
- 月1回以上の定例ミーティングで振り返りを実施
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 月額38,000円〜45,000円 | 月間実働10時間の場合 |
| 初期費用 | 要問い合わせ | — |
| 成果報酬 | なし | 月額固定型 |
| 契約期間 | 3か月/6か月/年間 | 期間が長いほど月額が下がる |
| 最短稼働 | 準備不要ですぐ開始 | — |
| 運営会社 | 株式会社kubellパートナー | 人事・採用の専門チームが対応 |
Chatwork 採用アシスタントは、月間実働10時間を単位として契約するサービスです。3か月プランで45,000円、6か月プランで42,000円、年間プランで38,000円と、契約期間が長いほど月額が下がる設計になっています。追加で10時間ごとに費用が発生する形のため、必要な稼働量から逆算して選べます。
専任の採用担当者を置けない中小企業や、他業務と兼務していて採用に時間を割けない会社を想定した設計です。求人媒体の選定と設定、スカウト配信、応募者からの問い合わせ対応、履歴書の回収、面接日程の調整、合否連絡、内定者フォローまで、煩雑になりがちな業務を一括して任せられます。
〔出典:https://boxil.jp/service/50549/〕
StepBase 採用(パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社)

- 月間実働10時間で年間プラン38,000円から
- 契約期間が長いほど月額単価が下がる設計
- 求人票作成から内定者フォローまで一連の業務に対応
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 月額39,000円〜45,000円 | 月10時間利用の場合 |
| 初期費用 | 要問い合わせ | — |
| 成果報酬 | なし | 月額固定型 |
| 契約期間 | 1/3/6/12か月 | 期間が長いほど月額が下がる |
| 最短稼働 | 申込完了の最短翌日 | — |
| 運営会社 | パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社 | セキュリティ教育済みの直接雇用スタッフが対応 |
StepBase 採用の特徴は、契約終了時に実施した業務の手順書と知見を納品する点です。採用代行の弱点として社内にノウハウが残らないことがよく挙げられますが、手順書が手元に残れば将来の内製化に使えます。外注しながら段階的に自走したい会社にとって、明確な利点になります。
月10時間・1か月プランで45,000円から利用でき、12か月プランなら39,000円まで下がります。申込完了の最短翌日から業務を開始できるスピードも特徴です。担当するのはセキュリティ教育を受けた直接雇用のスタッフで、利用側でマニュアルを用意しなくても業務フローの提案を受けられます。
〔出典:https://boxil.jp/service/50747/〕
人事ライト(株式会社アールナイン)

- 契約終了時に業務手順書とノウハウを納品する
- 申込完了の最短翌日から業務を開始できる
- セキュリティ教育を受けた直接雇用スタッフが担当
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 月額200,000円〜600,000円 | ミニマム/ライト/ベーシック |
| 初期費用 | 50,000円 | 全プラン共通 |
| 成果報酬 | なし | 月額固定型 |
| 契約期間 | 1か月〜 | 月額制 |
| 最短稼働 | 要問い合わせ | — |
| 運営会社 | 株式会社アールナイン | 累計800社・15年以上のノウハウ |
人事ライトは、アールナインが提供する月額制の採用代行です。必要な期間だけ導入できる柔軟さが特徴で、1か月単位から契約できます。繁忙期だけ支援を受ける、特定ポジションの募集期間だけ使うといった判断ができるため、通年で採用活動をしていない会社にも合います。
スカウト送信や面接調整といった実務に加え、求人設計や候補者フォローまで担当し、採用計画から改善までを一貫して見ます。累計800社・15年以上のノウハウをもとに専任チームが対応するため、品質のばらつきが出にくい体制です。月額20万円からと実務補完型では高めですが、支援範囲は丸投げ型に近くなります。
〔出典:https://boxil.jp/service/12978/〕
Famm AIリクルーティング(株式会社Timers)

- 月額制で1か月から契約できる
- 累計800社・15年以上の支援ノウハウを活用
- スカウト送信から求人設計、候補者フォローまで対応
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 月額300,000円〜(税抜) | — |
| 初期費用 | 100,000円(税抜) | — |
| 成果報酬 | なし | 月額固定型 |
| 契約期間 | 要問い合わせ | — |
| 最短稼働 | 最短5営業日 | チーム編成まで |
| 運営会社 | 株式会社Timers | プロ採用ディレクター1,000人超が登録 |
Famm AIリクルーティングは、生成AIを使って採用業務の工数を削減するサービスです。スカウト送信や書類選考、求人票の作成にかかる時間を従来の4分の1以下に減らすと公表しています。作業量の多さがボトルネックになっている会社にとって、費用を抑えながら物量をこなせる構造です。
AIによる工数削減だけでなく、プロの採用ディレクターと経験豊富なアシスタントによる専任チーム体制を組みます。最短5営業日でチームが編成されるため、立ち上がりも早い部類です。ダイレクトリクルーティングやSNS運用など幅広い施策に対応し、採用単価を抑える方向で運用します。
〔出典:https://boxil.jp/service/50452/〕
エースジョブ(株式会社フォワード)

- 生成AIの活用でスカウトや書類選考の工数を従来の4分の1以下に削減
- 最短5営業日でプロ採用ディレクターとアシスタントを編成
- ダイレクトリクルーティングやSNS運用まで幅広く対応
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 月額100,000円〜200,000円 | プランにより変動。成果報酬型プランもあり |
| 初期費用 | 要問い合わせ | — |
| 成果報酬 | ハイクラス向けプランは想定年収の15%〜 | スタンダードプランは月額固定 |
| 契約期間 | 要問い合わせ | — |
| 最短稼働 | 要問い合わせ | — |
| 運営会社 | 株式会社フォワード | AI活用のダイレクトリクルーティング支援 |
エースジョブは、ダイレクトリクルーティングの工数削減に特化したサービスです。AIがスカウト文を自動で作成し、候補者のマッチ度を判定します。複数の媒体へワンクリックで一括送信できるため、媒体ごとに文面を作り直す手間がなくなります。属人化しやすいスカウト業務を標準化する狙いです。
導入企業ではスカウト返信率が200%向上し、業務工数は80%削減されたと公表しています。プランは3種類あり、スタンダードプランが月額20万円から、書類選考プランが月額10万円から、ハイクラス向けは想定年収の15%からの成果報酬型です。用途に応じて料金体系を選べる構成になっています。
〔出典:https://boxil.jp/service/50486/〕
RecUp(株式会社Delight)

- AIがスカウト文を自動生成し、候補者のマッチ度も判定
- ワンクリックで複数媒体へ一括送信できる
- 書類選考プランは月額100,000円から
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 要問い合わせ | — |
| 初期費用 | 要問い合わせ | — |
| 成果報酬 | 要問い合わせ | — |
| 契約期間 | 要問い合わせ | — |
| 最短稼働 | 要問い合わせ | — |
| 運営会社 | 株式会社Delight | 口コミ3件・評価5.00 |
RecUpは、求人媒体の選定から候補者データの収集と分析、スカウト配信までを代行するサービスです。AIが候補者一人ひとりのプロフィールに合わせてスカウト本文を生成して送信するため、テンプレート送信より返信率が上がりやすい構造になっています。
専任のカスタマーサクセス担当が定期的にデータをモニタリングし、スカウト文面の見直しやターゲット条件の調整を能動的に提案します。作業をこなすだけでなく改善提案まで求める会社に向きます。応募があった際の日程調整という一次対応まで任せられるため、担当者の負担を実務レベルで減らせます。
〔出典:https://boxil.jp/service/50692/〕
AUTOHUNT(株式会社XAION DATA)

- AIが候補者ごとにスカウト本文を生成して送信
- 専任のカスタマーサクセス担当がデータをモニタリング
- 応募時の日程調整など一次対応まで任せられる
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 要問い合わせ | — |
| 初期費用 | 要問い合わせ | — |
| 成果報酬 | 要問い合わせ | — |
| 契約期間 | 要問い合わせ | — |
| 最短稼働 | 要問い合わせ | — |
| 運営会社 | 株式会社XAION DATA | 1,000万人以上のデータベースを保有 |
AUTOHUNTは、転職サイトに登録していない潜在層に直接アプローチできる点が他社と大きく異なります。膨大なWebデータを収集・統合した独自プラットフォームを持ち、候補者の発見からスカウト送信、SNSを使ったやり取りまで一気通貫で支援します。既存の媒体では出会えない層を狙う設計です。
1,000万人以上のプロフィールデータとAIによる予測機能が強みで、転職意欲が高まったタイミングを検知してアプローチできます。媒体に登録している転職顕在層の奪い合いが激しい職種ほど、この仕組みが効きます。料金は要問い合わせのため、対象職種と想定送信数を伝えて見積もりを取る必要があります。
〔出典:https://boxil.jp/service/50015/〕
単価改善型のサービス詳細
特定の職種や手法に特化することで、1名あたりの採用単価を下げることを狙うタイプです。エンジニアに特化した会社や、人事のプロ人材を必要な期間だけ迎えられる会社があります。募集職種がはっきりしている場合ほど効果が出ます。
プロリクの採用代行(株式会社プロリク)

- 転職サイトに登録していない潜在層へ直接アプローチできる
- 1,000万人以上のプロフィールデータとAI予測を活用
- SNSを使ったコミュニケーションまで一気通貫で対応
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 月額300,000円〜550,000円 | 3プランから選択 |
| 初期費用 | 100,000円 | 全プラン共通 |
| 成果報酬 | なし | 月額固定型 |
| 契約期間 | 要問い合わせ | — |
| 最短稼働 | 要問い合わせ | — |
| 運営会社 | 株式会社プロリク | IT・Web業界で10年以上のノウハウ |
プロリクの採用代行は、IT・Web業界のエンジニア採用に特化したサービスです。10年以上のノウハウと独自データを持ち、ペルソナの設計からスカウトの配信、採用コンテンツの制作までを一気通貫で支援します。技術職は要件定義を誤ると母集団がまったく作れないため、専門性が結果に直結します。
プランはAI採用代行、採用コンテンツ支援、その両方を組み合わせたものの3種類です。月額30万円から55万円で、初期費用は10万円です。エンジニア採用を人材紹介に頼っている会社の場合、年収が高い職種ほど手数料の絶対額が大きくなるため、切り替えたときの単価差も出やすくなります。
〔出典:https://boxil.jp/service/50614/〕
CORNER(株式会社コーナー)

- IT・Web業界のエンジニア採用に特化
- ペルソナ設計からスカウト配信、採用コンテンツ制作まで対応
- AI採用代行と採用コンテンツ支援を組み合わせられる
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 月額320,000円〜1,280,000円 | 業務内容と稼働時間により変動 |
| 初期費用 | 0円 | 業務求人の掲載も0円 |
| 成果報酬 | なし | 業務委託費用のみ |
| 契約期間 | 最短1か月〜 | 必要な期間だけ依頼可能 |
| 最短稼働 | 要問い合わせ | — |
| 運営会社 | 株式会社コーナー | 1万人以上の人事プロ人材が登録 |
CORNERは、人事領域に特化したプロフェッショナル人材をアサインできるサービスです。1万人以上が登録しており、業界や職種に精通した人材を指名できます。採用代行というより、人事のプロを必要な期間だけ社外から迎える形に近い構造です。ダイレクトリクルーティングなら月額32万円から利用できます。
新卒・中途採用から人事制度の設計、組織開発、労務対応まで幅広くカバーし、必要な業務だけを最短1か月から依頼できます。週1日だけという稼働単位も選べるため、フルタイムの人事を雇うほどではない規模の会社に向きます。専任コンサルタントがプロジェクトを管理するため、人材のアサインだけで終わりません。
〔出典:https://boxil.jp/service/13321/〕
ZERO RECRUIT(株式会社CTF GROUP)

- 1万人以上の登録人材から業界・職種に精通したプロを指名できる
- 週1日だけといった稼働単位で依頼できる
- 専任コンサルタントがプロジェクトを管理する
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 料金 | 要問い合わせ | — |
| 初期費用 | 要問い合わせ | — |
| 成果報酬 | 要問い合わせ | — |
| 契約期間 | 要問い合わせ | — |
| 最短稼働 | 要問い合わせ | — |
| 運営会社 | 株式会社CTF GROUP | BOXIL資料請求ランキング上位 |
ZERO RECRUITは、人事担当者が社内にいない会社でも使えるように設計されたサービスです。戦略の設計、媒体の選定、スカウトの送信に加え、選考フローの構築や面接の代行まで対応し、採用活動をゼロから立ち上げられます。何から手をつけるべきか分からない状態からでも相談できます。
一次面接の代行による応募者のスクリーニングにも対応するため、応募受付から一次面接までをまとめて任せられます。リモートワーカーを活用することで人件費やオフィス費用を抑え、その分をコストに反映する構造です。導入企業では1日7時間かかっていた採用業務が3時間に減った事例も紹介されています。
〔出典:https://boxil.jp/service/50521/〕
- 人事担当が不在の会社でもゼロから採用体制を立ち上げられる
- 戦略設計から一次面接の代行までワンストップで対応
- リモートワーカーの活用でコストを抑える
自社の職種で何名採れるか、聞いてみませんか
13の採用手法から自社に合う方法を検証し、最短3日で運用を開始します。初期費用と成功報酬なしの定額制なので、想定外の費用は発生しません。
無料で相談する 現在お使いの媒体や人材紹介の費用と比較したうえで判断していただけます。中小企業が成果を出せるのは、現場職の母集団形成

採用代行の比較記事の多くは、大企業の新卒採用やエンジニア採用を前提に書かれています。ところが実際に採用で困っているのは、建設、運送、飲食、介護、美容といった現場職を抱える中小企業です。
現場職の採用は、求人媒体に出稿しても応募が来ないという状態から始まります。原因は媒体の選び方ではなく、求人票そのものにある場合がほとんどです。
- 建設・運送・飲食:応募が集まらない原因は求人票にある
- 専門職・有資格者:チャネルを変えると採れる
建設・運送・飲食|応募が集まらない原因は求人票にある
現場職で応募が集まらないとき、原因は求人票の書き方にあります。同じ求人でも、給与の見せ方や休日の書き方を変えるだけで応募数が変わるからです。
たとえば内装解体業では、ナビサイトに月30万円を払って応募が2〜3件という状態から、求人原稿を25パターン用意してテストすることで応募12件、採用2名につながった事例があります。整体院では年間休日140日という条件を主軸に打ち出したことで、応募29名、採用3名を実現し、採用単価は50万円から15万円へと約70%下がりました。
〔出典:https://stock-sun.com/torutoru-kun/lp/〕
求人票を書き換えるだけで結果が変わるなら、媒体を増やす前に原稿を見直すべきです。採用代行を選ぶときは、原稿のA/Bテストを実施してくれるかを確認してください。
専門職・有資格者|チャネルを変えると採れる
有資格者や専門職は、使うチャネルを変えることで採用できる場合があります。人材紹介に頼るしかないと考えられがちな職種でも、求人媒体の運用で採用に至った事例があります。
医療分野では、採用難易度が高いICU看護師をリファラル依存から脱却して採用した事例があります。訪問診療クリニックでは、心理士と相談支援員という職種別にターゲットを設定し、3か月で2名を採用しました。店舗内装業では、2級建築施工管理技士の有資格者をIndeed経由で1名採用しています。
〔出典:https://stock-sun.com/torutoru-kun/lp/〕
専門職ほど人材紹介の手数料が高くなるため、チャネルを変えたときの単価差も大きくなります。
採用代行で後悔する会社に共通する3つの落とし穴

採用代行を導入したものの期待した成果が出なかったという声には、共通する原因があります。サービスの質ではなく、契約の仕方に問題があるケースがほとんどです。
導入前に知っておけば避けられる落とし穴を3つ挙げます。
- 落とし穴1:ノウハウが社内に残らない
- 落とし穴2:依頼範囲が曖昧で成果が出ない
- 落とし穴3:委託範囲によっては職業紹介の許可が必要
落とし穴1|ノウハウが社内に残らない
採用業務を全面的に外に出すと、社内に採用のノウハウが蓄積されません。担当者が実務に触れる機会がなくなるため、契約を終了した途端に採用活動が止まります。
対策は2つあります。1つは、戦略の策定と振り返りには社内担当者も必ず参加すること。もう1つは、契約終了時に業務手順書やマニュアルを納品してくれるサービスを選ぶことです。StepBase 採用のように、実施した業務の手順書を契約終了時に受け取れるサービスもあります。
内製化を将来的に考えているなら、契約前に納品物の有無を確認してください。
落とし穴2|依頼範囲が曖昧で成果が出ない
依頼したい業務を明確にしないまま契約すると、期待と実際の支援内容がずれます。採用代行の会社ごとに得意な領域が違うため、曖昧な依頼のままでは噛み合いません。
契約前に、任せたい業務を一覧にして各社へ提示してください。そのうえで、対応できる業務とオプション扱いになる業務を書面で確認します。面接代行が別料金になっているケースは珍しくありません。
運用開始後も、週次または月次で数字を共有する場を設けることで、ずれを早い段階で修正できます。
落とし穴3|委託範囲によっては職業紹介の許可が必要
採用代行の業務委託そのものは違法ではありませんが、委託する範囲によっては職業紹介事業の許可が必要になります。職業紹介とは、求人者と求職者の間の雇用関係の成立をあっせんすることを指し、対価を得て行う場合は厚生労働大臣の許可を受ける必要があります。
スカウト送信や応募者対応、面接日程の調整を代行するだけなら、事務代行の範囲にとどまります。一方で、採用代行の会社が候補者と企業を直接マッチングして雇用を成立させる場合は、有料職業紹介事業の許可が必要です。
契約前に、有料職業紹介事業の許可番号を持っているか、委託する業務が職業紹介に当たらないかを確認してください。
失敗しない選び方は、契約前の4つの確認で決まる

採用代行選びの成否は、契約前にどこまで確認したかで決まります。月額料金や掲載社数のランキングを見比べるより、自社の採用課題に対して具体的に答えられる会社かどうかを確かめるほうが確実です。
確認すべき項目を4つに絞りました。
- 確認1:自社と似た業種・職種の実績があるか
- 確認2:採用単価をシミュレーションしてくれるか
- 確認3:週次で数字が共有されるか
- 確認4:短期・スポットで試せるか
確認1|自社と似た業種・職種の実績があるか
支援実績の総数ではなく、自社と同じ業種・職種での実績を確認してください。業界ごとに求職者の探し方も響く条件も違うため、一般的なノウハウだけでは成果が出ないからです。
建設業の職人採用と、IT企業のエンジニア採用では、使うべき媒体もターゲットの絞り方も異なります。飲食店のアルバイト採用と、医療機関の有資格者採用も同様です。累計500社という数字よりも、自社と同じ業種で何名採用したかのほうが判断材料になります。
問い合わせの段階で、同業種の事例を数値つきで提示してもらってください。
確認2|採用単価をシミュレーションしてくれるか
月額料金しか答えられない会社より、1名あたりの採用単価を試算してくれる会社を選びます。採用単価を出すには、想定応募数と選考通過率、採用人数の見込みを立てる必要があり、その試算ができる会社は採用の全体設計ができる会社だからです。
「御社の職種なら月額いくらで、何名採用できる見込みなので、1名あたりいくらになります」と説明できるかどうかを確かめてください。試算の前提条件まで示してもらえれば、なお信頼できます。
いま人材紹介を使っているなら、その手数料と比べていくら変わるのかも聞いてください。
確認3|週次で数字が共有されるか
運用が始まった後に、どのくらいの頻度で数字が共有されるかを確認します。応募数や書類通過率が可視化されないと、うまくいっていない原因が分からないまま時間が過ぎるからです。
チャットツールで日々やり取りできるか、週次または月次で定例ミーティングがあるか、応募から採用までの歩留まりが数字で出るかを確認してください。専任担当がつくのか、チームで対応するのかによっても対応の速さは変わります。
数字が出ていれば、成果が出ていないときに何を変えるべきかの議論ができます。
確認4|短期・スポットで試せるか
最低契約期間が短いサービスを選ぶと、合わなかったときに切り替えられます。スマートキャンプが導入企業335人に実施した調査では、年間の稼働期間を3か月と答えた企業が20.7%で最多、12か月継続した企業は6.9%にとどまりました。
〔出典:https://boxil.jp/mag/a8409/〕
最低利用期間が1か月のサービスや、スカウト配信だけを依頼できるスポット対応のサービスがあります。年間契約しか選べないサービスは、採用が充足した後もコストが発生し続けるリスクを抱えます。
解約の通知期限もあわせて確認してください。月末通知で翌月末解約という条件のサービスもあります。
よくある質問

採用代行の費用相場はいくらですか
月額5万円から60万円未満に集中しています。スマートキャンプが導入企業325人に実施した調査では、この範囲に収まる企業が57.3%を占めました。初期費用は5万円から40万円未満が48.5%です。依頼する業務範囲と採用人数によって金額は変わるため、複数社に見積もりを取って比較してください。
採用代行と人材紹介はどちらが安いですか
採用人数が2名以上なら採用代行のほうが安くなる場合が多くなります。人材紹介の手数料は理論年収の30〜40%が慣行相場で、年収500万円なら1名150万円から200万円かかります。採用代行は月額固定のため、採用人数が増えるほど1名あたりの単価が下がります。
人材紹介の手数料に法律上の上限はありますか
上限制手数料を選んだ場合のみ上限があります。厚生労働省の業務運営要領では、支払われた賃金額の10.8%、免税事業者は10.3%が上限と定められています。実務で主流の届出制手数料には料率の上限規定がなく、30〜40%という数字は業界の慣行値です。
採用代行は中小企業でも使えますか
使えます。bサーチの「採善策」は月額29,800円から、Chatwork 採用アシスタントは月10時間で38,000円からと、3万円台で利用できる実務補完型のサービスがあります。専任の採用担当者を置けない企業ほど、採用代行の効果が出やすくなります。
採用代行に依頼すると何日で採用活動を始められますか
最短3日から1週間程度で開始できるサービスがあります。契約から最短5営業日でチームが編成されるサービスや、最短1週間でプロジェクトを開始できるサービスもあります。急いで採用したい場合は、開始までの日数を問い合わせ時に確認してください。
採用代行の業務委託は違法になりませんか
委託範囲を守れば違法ではありません。スカウト送信や日程調整の代行は事務代行の範囲です。ただし採用代行会社が候補者と企業を直接マッチングして雇用を成立させる場合は、有料職業紹介事業の許可が必要になります。契約前に確認すべきは2点で、許可番号の有無と、委託業務が職業紹介に当たらないかです。
採用代行を使うと社内にノウハウは残りませんか
選び方次第で残せます。ノウハウを残す方法は3つあり、契約終了時に業務手順書を納品するサービスを選ぶこと、戦略の策定と月次の振り返りに社内担当者が参加すること、全面委託ではなく部分委託から始めることです。StepBase 採用のように手順書を納品するサービスもあります。
採用代行の契約期間はどのくらいが一般的ですか
3か月が最多です。スマートキャンプが導入企業335人に実施した調査では、年間の稼働期間を3か月と答えた企業が20.7%で最多、12か月継続した企業は6.9%でした。最低利用期間が1か月のサービスもあるため、まず短期で試してから継続を判断する方法が取れます。
まとめ

採用代行を比較するとき、月額料金の一覧を眺めても答えは出ません。判断の軸は1名あたりの採用単価です。人材紹介の慣行相場は理論年収の30〜40%で、年収500万円なら1名150万円から200万円かかります。同じ1名を、チャネルを変えることで15万円まで下げた事例があります。
自社に合うタイプは3つの質問で判定できます。採用担当者が社内にいないなら丸投げ型、担当者はいるが手が回らないなら実務補完型、特定の職種や手法に特化して単価を下げたいなら単価改善型です。タイプが決まれば、見るべきサービスは絞られます。
契約前に確認すべきは4点です。自社と似た業種・職種の実績があるか、採用単価を試算してくれるか、週次で数字が共有されるか、短期で試せるか。この4点に具体的に答えられる会社を選んでください。
人材紹介に払っている手数料、いくら下げられるか確認しませんか
募集職種と現在の採用コストをお聞かせいただければ、切り替えた場合の採用単価を試算してお返しします。月額10万円から、成功報酬はかかりません。
無料で相談する 無理な提案はいたしません。試算の結果、現状のままが良いと判断されても構いません。








